サークル内部の現在の末裔




メエルーンズのカミソリの柄を有する斧の担い手一族の8代目、モーサルのヨルゲン。ハルニールの息子であり、フロイの息子、コリの息子、マルテの息子、リイグレイドの息子、そしてレンネの息子である。



メエルーンズのカミソリの破片を有するクラックラスク山賊団の頭で8代目、グンズル。シェラクの息子であり、モグの息子、グラルの息子、ダルゴブの息子、ウズガグの息子、ラモルグの息子、そしてオスマッシュの息子である。



メエルーンズのカミソリの柄頭を有するデッド・クローン・ロックのフォースウォーンの頭で8代目、ドラスキュア。カイリーンの娘であり、エダナの娘、マルヴィナの娘、ムリエルの娘、リアーネの娘、ケイリーの娘、そしてソーチャの娘である。



歴史的背景

タムリエルから深遠の暁を撲滅することを誓ったすべてのグループのうち、カミソリの番人として何の気なしに成功した者はいなかった。本来、市民軍は深遠の暁の残存者を滅ぼすために結成され、同名となったメエルーンズ・デイゴンの伝説的な遺物を発見した後、再び名づけられた。彼らがどうやってカミソリを見つけたかというのは、私が解き明かすことができないでいる秘密である。しかし、フラゼン・ドロザンの不成功に終わったヴァーサ・バアリムへの探検の一部ではなかったのは確かであるし、実際に50年後に初めて彼らは帝国の記録に現れるのだ。

カミソリはサークル内部の3人の最高位のメンバーの間で分けられ、“双子の月が空から消えるまで”最年長の子供から最年長の子供へと伝えられた。この誓いは漠然と解釈されてきたように見えるが、第四紀98年から第四紀100年の真空の夜に月は天から消えた。しかしながらカミソリの破片は、それ以降も世代を渡っていまだに後世に伝えられてきた。

サークル内部の血筋をたどることは、グループの独特な会員のせいで特に困難だった。カミソリの番人のリーダーがノルドで、有り難いことに容易に一族の歴史から調べられた一方、他の2人の会員はオークとリーチの土着の娘だった。教養への関心が薄かった彼らの文化が記録をたどるのを困難にしたのだ。幸運にもオスマッシュ・グロガラーズとその息子は、帝国軍への軍務のためよく記録に残っている。しかし、私がマルカルスのこせこせとした綿密な税務記録--これはわずかな料金を管理するためにソーチャの一族の誕生を記録したものだ--を発見するまでソーチャの娘を発見するのはほとんど不可能だった。ソーチャの現在の末裔、ドラスキュアはマルカルス事件の後デッド・クローン・ロックへ逃れた。そして首長から要塞の安全を脅かす最大の脅威とみなされている。