神、悪魔、エドラ、デイドラという名称は一般素人の大多数にとっては紛らわしい物である。これらは同意語として使われることも多い。

”エドラ”と”デイドラ”は相対語ではない。両方共エルフ語で正確な定義がある。アズラはスカイリムとモロウウィンドのデイドラである。”エドラ”は通常”祖先”と訳され、シロディール語としてはエルフ語の概念に可能な限り近づけている。一方、”デイドラ”は大まかに言うと”我々の祖先ではない”という意味になる。伝説上の系図がイデオロギーの根本的な分岐となっているダンマーにとって、この違いはとても重要な物だった。

 エドラは静止を連想させる。デイドラは変化を象徴する。

 エドラは死に向かう世界を作り、アース・ボーンズへと向かっている。一方、何かを作り出すことができないデイドラは変化をもたらす力を持っている。

 神の創造に基づく契約の一部として、エドラは殺すことができる。ロルカーンと月がその証明である。

 契約が適用されない、変幻自在なデイドラは、追放することしかできない。