ヘイドミル・スターカド 著
スカイリムの旅の途中で北の漁師や狩人に少なからず出会ったが、彼らはホーカーと遭遇したときの興味深い話をしてくれた。その話は様々で、破壊的な攻撃を受けたという話から、溺れたところを助けてもらったという少女の話まであった。
そこで、凍った大陸を旅する人々のためにこれらの話をまとめることにした。
まず1つ目はグロムという名の狩人の話だ。彼が言うには、延々と捕獲を行っていた長い1日を終えて、夜、寝ようとしたらテントの壁に大きな影が映ったのを見たんだそうだ。さて、彼がホーカーを捕らえたのか、それともホーカーが彼を捕らえてしまったのか?
グロムは腕の良い狩人で、キツネの毛皮を捕るため凍土帯で罠を仕掛けていたが、ある夜ちょうど眠りに落ちそうになった時、テントの外で何か音がしていることに気が付いた。
彼は直感に従って慌てずにケモノがただ通り過ぎるよう見ていたが、恐ろしいうなり声が聞こえるとゆっくり自分の斧に手を伸ばした。するとその生き物は彼の動きを察知し、のた打ち回り始め、牙を使ってテントを切り裂き、狩人をふらつかせた。
グロムは転んでしまうと、冷気の呪文の巻物をしようできるようになったが、ホーカーに冷気の魔法はあまり効果がないようだった。この小さな情報は役立つ情報かもしれないな。
ふらつきから回復すると、グロムは気を静め、クリーブをいくつか使ってホーカーを倒した。グロムのキャンプはダメになってしまったが、左ももを僅かに突かれただけで済んだのは幸運だった。
グロムは別れ際の挨拶で、もし本当にホーカーに遭遇したら慌ててはいけないということ、そして生き残ったらホーカーの肉と牙は市場でなかなかのゴールドになることを忘れないよう言っていた。