この墓は蓋を開けてみるとなんとも奇妙な場所だった。巧妙に仕立て上げられた部屋と墓の奥まで行く道を閉ざす門にたどり着くまで、それほど長くはかからなかった。
白状すると--ホッとした! この場所は私にオブリビオンの恐怖を植えつける。この部屋には彫刻がいくつかある。この努力の証明として、大学用にそれを書き起こすことにする。
真実の土地、我々の故郷
アトモーラで全ての存在はあるべき姿にあった。
人は王座に
それが彼のあるべき姿だったから
鯨は海に
それが彼のあるべき姿だったから
ワシは太陽が出ている空に
それが彼のあるべき姿だったから
ヘビは雑草の中に
それが彼のあるべき姿だったから
ああ、悲しい! 海の亡霊はユンゴルを奪ったのだ
アトモーラの船団にいた、素晴らしく航海の同胞を
そして地面にいる生物も
空にいる生物も海にいる生物も
あるべき姿に
戻れなかった
本当に魅力的だ、この古代ノルド達は。他にどんな秘密が隠されているのだろうか? もう少し先まで行ったところで何か害が及ぶ訳でもないし、ここに門を開けるだろうレバーがある。