最愛なるセリーナ、

大変な1日だった。もろくなった防壁を補強する労働者たちを手伝うよう、カリアス将軍に命じられたのだ。骨の折れる仕事だったが、防壁は追加の支柱なしでは包囲攻撃に耐えられなかったと思う。任務について不平を言う連中もいたが、彼らには同意できない。将軍はフロストモス砦にとって何が最善かをご存知だ。将軍の頼みとあらば、僕は彼に従ってオブリビオンまで行って帰って来たって構わない。数週間後にソルスセイムに到着する予定の補給船があるので、こうして毎日書きためていた手紙を全部君の許へ送れたらと思っている。こうして手紙を書くのは楽しい。君も同じぐらい楽しんで読んでくれる事を願う。セリーナ、君が恋しいよ。ソルスセイムでの兵役を終えて君に会える日が来るのを待ち切れない。

常に君のものなる

マクシミアン・アキシウス
第四紀4年 星霜の月11日