親愛なる兄弟へ、

これを読んでいるということは、私が殺されたと既に知っているのだろう。ゴールデングロウ農園のためにカーリアの代理として動くことは、想像していた以上に危険だった。

メルセル・フレイが私を排除するために部下を1人送ったという話を聞いた。

誓って言うが、兄弟・・・私はガルスの死とは何の関係もない。盗賊ギルドの前の指導者を排除すれば、ギルドを怒らせて、自分だけでなく家族みんなが危険にさらされるのはよくわかっていた。

あの女め、こんな陰謀に巻き込みやがって!

この金庫にはゴールデングロウ農園の権利書がある。カーリアは決してこれの引き渡しを求めなかったし、ちゃんとした買い手にとってはとてつもない価値があることは間違いない。

もしカーリアを追い詰めて仇を討ってくれるなら、私が覚えていることは、彼女の「終わりが始まる場所へ」戻るという謎めいた言葉だ。

さよならだ、兄弟。気をつけろ。幸運が愚か者へ微笑みますように。

ガラム・エイ